2012/05/16

ブログ移動しました

いつもご覧いただきまして ありがとうございます

叢の ブログは 今後HP内で 運営いたします

引き続き よろしくお願いいたします

http://qusamura.com/kawaraban/


2012/05/08

展覧会 東京 - 恵比寿 / EXHIBITION Tokyo - Ebisu

“Qusamura temporary shop at limArt”

叢として初の試みとなる、多肉植物を中心とした植物の展覧会を東京で開催します。
今回、展示するのは、店主が、いろどりや風貌にこだわり選び抜いた、物語のある植物ばかり。すべて一点物です。

「いい顔した」叢の植物との一期一会を、どうぞお楽しみください。

期間:2012年5月22日(火)- 6月27日(水) 
時間:12時~20時 ※月曜休
会場:limArt(リムアート)東京都渋谷区恵比寿南2-10-3 1F
Tel:03-3713-8670
URL : www.limart.net

*入場無料。気に入った植物はその場でご購入いただけます。

2012/05/06

錬鉄術



今日は晴れていたので 素焼き鉢を塗装することにしました

使う材料は 以前からお気に入りの 「塗る鉄」






塗装後に 酸化剤をかけることで さびを誘発させ

簡単にエイジング加工ができる 優れものです






この「塗る鉄」 は さびを誘発させるためには 雨の日に行った方がよいとする説も

ありましたが

早く乾燥するほうが 楽なので いつも晴れた日に行っています






そして 数時間後には 素焼きの鉢が 鉄器に早変わり!

塗装後に さらに水浸しにしたのが功を奏し

かなり強めに さびが出てきました



鉄の器は 鉄パイプをカットし 底を溶接して

作るのが一苦労ですが

この 「塗る鉄」は 見た目だけなら ほぼ鉄で

作成もあっという間

塗り方もこつさえつかめば 本物の鉄のような 凹凸のある肌が 出せますね





2012/05/04

岩から芽


先月アフリカは タンザニアから はるばる届いた

岩のような植物を植え 3週間・・・





ようやく かわいい葉っぱが伸びはじめてきました







この植物は アデニア リンデニー といいます

流通量は極めて少ないと思います

時計草という変わった花の咲くつる性植物の仲間で

このリンデニーも つるを伸ばし始めました







このほかにも たくさんの輸入植物が ハウスで芽をだしはじめましたよ








ここのところ 忙しすぎて ブログを書く精神的余裕がありませんでした

この書けない間も 二度 国内横断をして 何十もの農家をめぐり

不思議植物と 御面会してきました






ただいま ハウスは歩けないくらい植物でいっぱいです

これから ハウスの整頓にかかります






2012/04/19

お返し



ハウスの整理をしていると アロエの仲間が 一斉に花をあげていました




陽を当ててやり 水を与え 管理していると

花があがってくるのが まるで 植物が返事を しているよう・・・









アロエの花は どれも おんなじようで 大してときめく花ではないのですが

自らの体の何倍も高く 花をあげる姿が ちょっと かわいらしい




 

2012/04/17

大地のチカラ


桜も散り ずいぶんと温かくなってきました

植物も花を咲かせ 芽を吹き 動き始めました






アロエやアガベや 柱サボテンなど 大地の力を借りて この夏一気に大きくさせようと思う株を

いくつか庭に植え始めています

鉢植えの植物を 地面に植えることでしっかりと根を張り

十分な水分と栄養で 見違えるように大きくなります





画像のアガベは 吉祥冠錦

まるで現地球のように立派な葉を展開させています

2012/04/13

岡山 moncifaka


岡山市の mon cifaka (モンシファカ) 様に 商品を納品いたしました

雑貨的植物を 叢でセレクトしての納品です








花屋さんに植物を置くわけではないので 管理のしやすさは 必須です

その点 サボテンや多肉植物は コツさえつかめば管理は簡単

mon cifaka さんの店内は 明るく とても良いコンディションのまま

お客様に購入していただけそうです







価格も まずは低価格のものを取り揃えて お客様にしっかり認知をしていただいてから

今後もしかしたら すごいのも お店に並ぶかもしれません




お近くの方は ぜひ ご覧になってくださいね




mon cifaka

岡山県岡山市北区野田屋町1丁目6−17 1F 
086-206-3855
E-mail:info@cifaka.jp

2012/04/12

妖怪


叢ハウスには 妖怪がいっぱいです

こいつは 妖怪 百目 です







品種的には 貴重品ではなく その他大勢的品種なんですが

ここまで 群生して なおかつよじれて 盛り上がっちゃうと

妖怪仕立てになります




もしかしたらこういった植物の おどろおどろしい形から いろいろなモンスターなんかも

想像されていったのかもしれませんね

















本日は アフリカからの植物が届きます

また 妖怪が増えることでしょう

2012/04/06

引っ越し

ハウス完成により 植物を 大移動させました

午前の光がばっちり入り 西日が全く入らない

とてもいい環境の ガラスハウスです






特殊な樹形のものや 貴重品種ものも まとめて お引っ越し

これからは すくすく 育つことでしょう











今晩は 仕事が ひと段落したら 愛知県に向けて 出発します

2012/04/05

名脇役


この植物は 柱サボテンの 竜神木 といいます

肌がすべすべで 透明感のある黄緑色で 棘は真っ黒で 枝がよく出て

なかなか きれいなサボテンです








観葉植物として 花屋さんにも いくらか普及していると思います

僕も 花屋時代には よく市場で 購入し 観葉植物として 売ってました



ただ サボテン界では 常に脇役として 存在する 縁の下の力持ちです











とにかく切られ 切られ 接ぎ木の台座としてのみ 価値があるような

存在です

今回仕入れてきた この株は 畑に植わっていたもので 

農家さんに 購入を希望すると 

「スコップ貸してやるから 掘って持ってきな」

ということで

畑を 掘り返して 持ってきたしろものです








今までの竜神木の購入者には 挿し穂としては ニーズがあったため

みなさん はさみで 枝を切って持って帰ってたそうです

掘り返して株ごと持っていくのは おめーが初めてだ と言っていました






長年 切られ 切られた 跡は 独特の物語のある 形を生み出しています

2012/03/30

届く届く・・・

全国各地から 一品物ばかりがどしどし届きます

今回の仕入れで周った農家さんからの植物です








ここのところ植物の画像が無かったので 今回の仕入れの

ほんの一部を ご紹介







どいつもこいつも いい顔してるので 置き場は個性豊かすぎです



髪の長い女 風








12の筋が入る 非常にバランスのとれた個体

普通は 8本の筋が入ります








まるで ブロッコリー

普通は白いもじゃ毛が まじります









全方位に 均等に子供をつけた個体

見事な赤色も魅力です








黄色いフルーツのような珍しい個体








ただただ 不思議な物体

植物とは思いにくい








非常に細かいつくりの 奇妙な植物









白いベルベットをまとった 綺麗な個体

手触りも すごくいいです









扇のように ペラペラで 水の波紋のような模様が素敵









突然変異で生まれた でたらめな線









オレンジが綺麗な 個体










古いつぼ









全部つながっています

グネグネがすばらしい









と こんな感じですが こういった特殊なものが

今 何百体と叢に押し寄せてきています



明日も明後日も届きます

2012/03/29

どっさり仕入れ



今回の仕入れも一品ものを どっさり仕入れました

今までで一番仕入れた旅になりました




車には 見たこともないような 世界各国の植物が 満載です

ペルー メキシコ アメリカ ボリビア アルゼンチン チリ タイ マダガスカル ナミビア ケニア
南アフリカ モンゴル などなど





ただいま 朝日を背に 西神しています

2012/03/28

恐るべし銀座



トップデザイナー片山正通さんがデザインされた話題の

UNIQLO ginza を見学に行きました

当然ながらお客目線で 店内を見渡してみると

いたる所に工夫のてんこ盛り!




特に驚かされたのは 1階に販売機能を 持たせていないこと







一流の仕事を 拝見させていただきました











この駐車場が 満車だったことにも ついでに驚かされました

日本一高いんじゃないの?これ

2012/03/26

植物の生産



サボテンや多肉植物を 毎日毎日 仕入れまくっています

数々の打ち合わせにより 春に向けて 大量にモノが必要になってきました




様々なお客様のリクエストにお応えする為、生産体制も考慮して

いかなければなりません











生産とは 何をどれくらい 誰が行うのか ということを きっちり決めないと

まったく 進んで行きません

しかも植物の場合は 出来上がりが2年後 3年後は 当たり前のことで

簡単なプロダクト製品と違い だいぶ先を見越した商品開発になります








商品開発は 僕の最も楽しみの一つであり

新しい会社では どうしてもやりたかったことです

今は 生産の基盤を整えつつ 少し大きな規模で行う見通しを立てています









植物の生産とは 一般的には 種から育てる実生や

苗や原木を購入して 育てる生産があります

その際 ただ育てるのではなく 剪定などを加えて 仕立てて行く場合もあります




もちろんこういった 生産も考えていきますが 叢では 今までに考えられなかった生産方法を

考えております

商品が 期間をかけて生まれるのでまだ今は お話できませんが

それら商品が 世に出る時には あっと言われるようなものになると思います

2012/03/25

農家



愛知県をめぐり 静岡県をめぐり 神奈川県 千葉県と来ました

春の温かい陽ざしの中 40度以上になるハウスをぶんぶんと歩きます




農家さんごとに育てているものや 育て方 丁寧さが違い どこに行っても

面白いものがあります





今日も一品ものをたくさん入手しました

2012/03/22

今回の旅




今回の旅は 植木と観葉植物中心の旅




まずは関西で非常にいい話ができました

僕がサボテンや多肉植物を集める時に 最も重要視する ある部分を

15年も前から注目し 観葉植物で 実践して生産されてきた職人さんです




世界各国 日本全国を駆け回り 独自のセンスで植物をあやつる 本物のプロでした

今後 叢の観葉植物は すごいことになりそうです

どこにもない ぶっ飛んだ観葉植物を世に送り出しますよ!

2012/03/21

仕入れの旅



日本横断 仕入れの旅に また出発します

今回の目的は 結構山積みで 

たくさんのことを収穫してこないと いけません




15都府県を 巡る予定です

2012/03/20

桜を植える


富士枝垂れ桜という 繊細で雪のような白い花がつく

とてもきれいな品種の桜を 植えました




今にも つぼみが膨らみそうな 元気のある いい株で

これを育てた農家さん 一押しの 品でした






叢では 珍しい品種の植物も数多く扱いますが

どちらかというと枝ぶりや 幹肌が いい顔をしている植物を たくさん扱います






庭に桜を植えるとしても まず品種選びから入り

植えられるスペースに最適なサイズのもの

根の状態 特性 など いろいろな面から考慮して

日本各地から 叢的一品を 探し出します






今回の桜を植えた庭は 数年かけて完成させる 大きな敷地のプロジェクトです

完成したら とんでもない庭になるはずです











2012/03/13

春が来た




我が家は 山の上にあり市内中心部とは 完全に気候が違います

この冬は この家に越してから 初めての冬で 

しびれるほどの 寒さでした






しかし ここのところ そんな厳しい寒さはいつの間にか なくなり

朝起き上がるのも 苦でないです







植物たちも 春を感じたのか 新芽の準備のため葉を枯らすもの

冬の間花咲いていた花を枯らすもの

脱皮するもの

花芽をあげるもの

などなど

この時期は 植物に変化が起こりやすいので 

枯れてしまったのか あるいは 春を向かえ準備しているのか 

毎日よく観察しています













さて 僕ら人間は 春を何で知りますか?

カレンダーで知りますか?

インターネットで知りますか?

誰かに 聞きますか?

温度で知りますか?

勘ですか?

鼻がぐじゅぐじゅになって わかりますか?

それとも 植物に教わりますか?







これは 人それぞれで 季節の変化に敏感な人もいるだろうし

変化に気づかない人もいるかもしれません







それでは 植物は何で 春を知るのか 知っていますか?

温度で 春を感じる と思われているんではないでしょうか?



やっぱり 暖かくなってきたら 春だし

寒くなってきたら 冬ですよね

でも 時々 春なのに とても寒い日があって雪が降ったり

いきなり初夏の気温になったり することがあります

こんなことにいちいち左右されていたら 開花時期が ぐちゃぐちゃになりそうなもんです

開花時期がぐちゃぐちゃだと 植物にとって生存上大問題です

でも 植物の開花時期は ほぼ ぴたりです

川辺の桜なんかは 同時に開花します

見てると 不思議ですよね。














植物にかかわらず 多くの生物には 光周性(こうしゅうせい)があることが

認められています

光周性 とは 何かというと

暗さの長さで 季節を判断し 花芽を形成することをいいます





冬から春にかけて 夜の暗さがだんだんと短くなります

これを植物が感じ 花芽を作ります

落葉や塊根の形成なんかも 光周性によるものです



動物だと 毛が生え変わったり 冬眠したり 渡り鳥が動くのもこれによります




光というのは それだけ生命にとって大事ということです

日の出とともに起き 日没とともに寝るような 生活が一番生物らしい

生活なんでしょうね

今は 朝4時です・・・   寝ます







2012/03/09

切断





普通の人にとって 植物を切断するということは

= 殺す 生命を奪う  という印象があるのではないでしょうか?










元気に生きている植物の 一番太い幹の部分を 切る・・・

上下に切り離し 一個の個体を 二個に分離する・・・












植物の枝を剪定するとなると 人間でいう髪を切る程度のことで

考えるかもしれないですが

胴を ぶった斬るように 植物を切るのには 最初は勇気が要ります




もしかしたら 剪定すら躊躇する人もいるかもしれません






多くの サボテンや多肉植物は 非常に挿し木が 安易で

真っ二つに切った 上も下も 生かすことができます

切ることで得るメリットは 時に大きいため 慣れた人であれば

ザクザク切ります

画像の植物は かなり太い 竜神木という サボテンですが

こいつは いつも 切られています

切られるために 育てられています

だけど僕は 慣れた今でも 躊躇します








2012/03/08

曲鉢にサボテン



曲鉢という 古くからの技法で 作られた鉢に

三角鸞鳳玉(サンカクランポウギョク) という サボテンを 植えました






赤茶色の色と質感が そっくりで 

グニュってなった 感じも そっくり










ちなみに この植物は本来の形ではなく

成長過程で何らかの ストレスがかかり 

このような 奇形のような形になってしまったもの



植物の健康状態には問題はないのですが 

農家では まず捨てられてしまうものです

しかし 合うべき鉢に植えてあげることで

形のきれいな 優等生植物よりも かえってこの劣等生のほうが

いいこともある

というか 劣等生だからいい









植物の顔をじーっと見ながら 「お前はどの場面で 活きるんだ」と

語りかけています

2012/03/05

心が癒された瞬間





これを作ったおじいさんは 毎日発泡酒を飲みながら

サボテンを 接木するそうです

縁側で ぽかぽか太陽の下 さきいかでも食べながら

接木するんでしょうか

想像するだけで 癒されました










かっこよすぎて 面白すぎて たくさん買っちゃいました

こんな おじいさんは 永久に日本から いなくならないように

本気で祈ります

2012/03/04

千葉県グルグル



千葉県をまわりました

千葉県には以前には たくさんの植物の農家があったみたいですが

高齢化と不景気で 今では ずいぶんと少なくなってしまったようです









業者による盗難があとを絶たなかったために 今回訪れた農家さんでは

どこも貴重品が入っている檻やハウスにはガッチリ施錠してありました






ある農家さんのところでは 高額な植物が長いこと動かなかったためか

鍵が錆びていて 開かないというハプニング!

「こんなに 売れたのは 15年ぶりだぁ」 と笑ってました









この日の一番の収穫は 60年ものの古木



戦後間もない頃 とある高名なお坊さんが 実生して(種を撒いて) 育てたものの欠片です

欠片と言えど 60cmもある大きな植物です

そのお坊さんはお亡くなりになり 農家さんが譲り受けたものです

なんと 譲り受けてからこの日まで20年間 コンクリートの上に転がしっぱなし・・・

極端に土が少ない環境(元々掘り起こした時についていたわずかな土のみ)で

うねるようにもがきながら 育った跡が随所に見られるモンスターでした














ちなみにそこの農家さんでいただいた納品書は

ダンボールの切れ端と油性マジックで作成されました

2012/03/02

一期一会



三重県で探し当てた個体です








叢で扱う植物は 唯一無二で 独特な表情のある 植物がほとんどで

販売はするけれども 一期一会なことが常です

毎日がお別れです

手を離れていくことが うれしくもあり 悲しくもあります









画像の植物も もしかしたら二度とお目にかかれないかもしれない

貴重品です











この個体は仕入れた翌日に 手元を離れていくという 短い間の叢生活でしたが

きっと大事に育ててもらえると思います




画像はアップで全体像はわかりませんが 誰もが驚く

不思議な形をしています










ご覧になりたい方は HPにてしばしお待ちください

2012/03/01

一歩踏み出せば




とあるサボテンの農家さんで撮った写真です






画像は 金鯱(キンシャチ)という最も大きくなる種類の玉サボテンのものです

元々はトレーに 小粒の金鯱が入れてあり

それを数年放置した状態のものです











見てもらうとお分かりのように 大きいサボテンと小さいサボテンがあるのがわかると思います

どうして同じ大きさだったものが 同じ時間をかけて 違う大きさになってしまったか・・・





















あるサボテンは 鉢を破り地中へと根を出していき

あるサボテンは鉢の中で根を回している株なんです




大地へと到達した根は しっかりと根を張り 大きく育ち

根詰まりした株は 栄養不足で 色もよくなく 大きくなれずにいます









勇気を出して 恐れず一歩前に進めば 大きくなれる・・・

そんな ことが伝わってきそうな 絵でした








哲学的な サボテンでした

接ぐという昭和的感覚



ただいま静岡県です

とある農家さんから連絡が入り 急遽向かっているところです

こだわりの植木が見つかったそうです

現物をしっかり確認して それから納品してもらいます





昨日は 三重県を満喫しました

午前中は 兼ねてから欲しかった 「赤い宝石」を手に入れることができ その他にも

作り込まれた大株の芸術品や 不思議なアフリカの花などをゲットしました

後日紹介できると思いますが ものすごいものすごいものすごいものすごい 綺麗です



午後は午後で 大事な打ち合わせがあり 順調に進むことに決定しました

梅雨明けくらいには 大きなイベントと共に 公開できると思います

こちらも乞うご期待!








画像は 先日行った農家さんで仕入れた植物です

主にサボテン類ですが 接ぎ木という手法で栽培されています

接ぎ木というのは 2種類の植物を組み合わせます

昔は形状が面白いということで流行りましたが

今では 世間ではそれを面白いという見方をせず

どちらかというと 接ぎ木のデメリットを重く考え

マイナスで考えるのが主流です




こちらの農家さんは 未だに接ぎ木の面白い部分を活かし ヘンテコリンな接ぎ木を

作り続けています

昭和の遺物です

僕はこの感覚が大好きで 共感しまくりでした

今では接ぎ木は 事務的な意味でしかされることがありません

チャメっ気で接ぎ木を考える農家さんは 僕の知る限りでは

ここのおじさんだけです

僕にとって貴重な存在です

2012/02/28

げんこつ



これから 出発です

夜通し車で走って 明日の朝は 三重県です











三重県では 植物農家を物色したあと

とても とても興味深い方と 打ち合わせできることになりました!!

内容を公開できるのは 少し先になると思いますが

公開できる頃には すごいことになってるはずです

楽しみで 楽しみで 徹夜で高速をかっとばします







画像は げんこつウチワという サボテンです

ちょうど げんこつらしい いいところを発見したので

パシャリ!

そもそも げんこつって 拳骨って書くって 知ってましたか?

僕は ほぅ なるほど と今知ったわけです









2012/02/27

siwasiwa



このシワシワが いいでしょう






こちらは ステノカクタス ムルチコスタタス という 植物です

均等に配列された 白い棘と 緑のシワシワが きれいです

刺の先端は だんだんと赤黒くなっていて 根元の白さが一段と白く感じます

すべての 刺は 同じバランスで同じ本数生えています

こういうのを見ると 遺伝子情報ってすごいなぁって 思います







優秀な農家さんが 仕立てた個体です

もうすぐ 花が上がってきます








実はじーっくり 10秒以上眺められる 植物ってなかなかないんです

大量生産された植物を見てみてください

植物に目が慣れてくると 10秒以上眺められる植物が

意外と少ないことに気付くはずですよ 

今回の ムルチコスタタス は どうでしょうか?

入り口は こちら





叢の入り口です


扉には 「応接室」 と書いてあり リッチ感が漂っていますが

いたって シンプルなお店になっています

太田川の石に メキシコのサボテンに セコムのシールが目印です



それから ウェルカムのお地蔵さんが お出迎えしています






最初に来られるお客さんは なかなか 入り口がわからなくて困っていますが

お気軽に お入りください (度胸いります)







まず ほとんどの方々が 見たことのないような へんてこりんな 植物から

かわいいお菓子みたいな植物

植物かどうかも 不明な植物 など いろいろとり揃えております

近所の おじいさん連中には 人気のスポットになっております




皆様のお越しを お待ちしています






2012/02/24

先祖返り


「先祖返り」 という言葉があります

文字通り 先祖が返ってくることです

この言葉は お盆に使う言葉ではなく 生物学なんかで出てくる言葉です








植物の世界では 原種を元に 何度も交配を重ね

特殊な品種が生み出されています

これは 前にも書きましたが 「園芸」 というやつで

実に深い芸です






交配を重ねることで どんどん「ある特徴」を際立たせていくのですが

その交配を重ねていくうちに ひょっこり元々の原種に近い性質の個体が生まれたりします

あるいは 「ある特徴」を持った植物が ひょっこり原種に近い性質の枝や葉を

出したりします


これは 交配により 原種がもつ補足遺伝子の組み合わせがピッタリはまったから

起こるんです

Aという遺伝子と Bという遺伝子が 組み合わさって発現していた原種の特徴が

交配により一方の遺伝子が欠けてしまい 園芸品種になってたわけですが

これが 再びいつの日か 交配により再会した時に 先祖返りが 起こるというわけです





画像のサボテンは 奇巌大鳳玉 という棘の無くなる突然変異を起こした

サボテンです

真ん中あたりに 思い出したように 長い棘が伸びています

大鳳玉という元々のサボテンは この長い棘がびっしり生えるサボテンです

突然変異による棘の無いシンプルな形に 

先祖返りによる異様に長い棘が一本





見事な ミスマッチで そこが魅力的










2012/02/23

じっと見る



直線ぽくて 直線でない感じが 好き

整ってない点々が 羅列してあるのも 好き

見れば見るほど 好きなところが見えてくる

見れば見るほど 不思議なところが見えてくる









一つの植物を 眺めること 10分

たくさんのアイデアが見えてくる

あたりを見ると また全然違う植物が 約200種類

ここは アイデアの宝庫

2012/02/21

シルエット


植物を選ぶ基準は たくさんあるが

その中で重要なもののひとつに シルエットがある







不思議なシルエットは見る人に 一瞬で強烈なインパクトを与える

植物ならではのユニークで 時に幾何学的なシルエットは

見ていて飽きない








先日 とある作家さんと話していたこと・・・



植物って たまにすごい形 へんてこな形 理不尽な形

機能性より笑いに走った形 などなど とてもたくさんあるけど

それは 人間の価値観で植物を見ているだけであって

実際にその植物たちが生息している現地では

その形こそが 最高に機能的で あらゆる無駄をそぎ落とした

最終形なんだよね って話






人間が思いつかないような 長い年月で進化した形っていうのは

植物にとっては必然の形なんだけど

人間が思いつかないほどの長い年月だから 時として人間にはそれがユニークに見えるのだ




2012/02/20

広い空



岡山にいってきました

総社市というところは いたってのどか

とにかく 印象的だったのは 空が広いこと











僕は幼少まで岡山で育ったので とても愛着がある土地です

岡山では 叢を支えてくださるお客様 農家さん 作家さんが多数おられ

今後も頻繁に来ることになりそうです






この日もお昼から陶磁器の作家さんのところにお邪魔させてもらい

とても素敵な話になりました

春からの新商品として 話題性のある面白いものが できます

乞うご期待!

2012/02/18

植物屋 叢


叢 (くさむら) は 世界各地から集めた特に変わった植物を

小売り 卸するお店です






枝振りや形状にこだわり ほとんどのものが一品もの

アート性の高い植物をご提案します




現在の商品点数は 200点以上

種類も150種以上です

一般に流通しているものは ほぼありません






販売方法は 店頭販売 ネット販売 カタログ通販となっております

どこにも売っていないような 唯一無二の植物を手に取って

育ててあげてください





見学だけでも ウエルカムです










店舗営業時間 9:00~17:00 
(仕入の出張のため 時折留守に致しますので ご確認のうえご来店ください)

定休日 時々日曜日 
(盆正月などのお休みはブログにてご報告いたします)

ネット販売やその他お問い合わせは 2営業日以内にご連絡差し上げます


広島市安佐南区西原2-26-21
082-836-7107

大きなウチワサボテンが目印です









画像の植物は 恩塚四角鸞鳳玉 (オンヅカシカクランポウギョク)

上から見ると見事に 四角形です

四角い直方体が 突っ立っているような 植物です

この個体はその中でも特に 横の直線がきれいなものです

2012/02/17

お店がオープンしました



叢 (くさむら) という 植物屋を オープンさせました

ただいまの商品は 特に変わったサボテン 多肉植物などです

すべてが一品もので 特殊なものになります





価格は 500円から 20万円まであります

きれいなものを見るのがお好きな方や 植物好きは ぜひ足を運んでください

今後は ネットショップや ゲリラショップなども 予定しております

また 卸販売もしております


どうぞよろしく






場所  広島市安佐南区西原2-26-21 (大きなウチワサボテンが目印)
tel&fax 082-836-7107
info@qusamura.com

2012/02/11

食べてみたくなる衝動



まるで お菓子か なにか・・・




こんなにもかわいいものが アフリカの砂漠に 転がってたら

それは 見つけた片っ端から 拾いたくなるでしょう

多分 食べてもおいしいだろうなと 思うでしょう









世の中には 不思議な植物が まだまだ あります

今まで 何度感心し 感動したか

そして これから 何度感心し 感動するか



2012/02/10

ハクサイをながめる


埼玉県北本市という ところに来ています

東京から電車で1時間半のところですが 東京の人にはあまり知られていない

町です






高い建物がなく のんびりした光景

冷たい風と 音のない景色が 田舎感いっぱいで 落ち着きます












畑には グレムリンの卵のような

ハリウッド的なハクサイが 植わっていました

関東は 例年以上に寒いようです

ハクサイは おいしい季節ですが

異国の植物には きつい冬になっていそうです