2012/02/02

園芸にふれる2



先日 園芸について少し書きましたが、その続きです



実生と挿し木の違いのところまで 書きました

これに加えて 多肉植物 サボテン界で盛んなのが 接木です

つぎき と読みます

この接木は とてもおもしろいです








まず サボテンを ぶった斬ります

斬るサボテンは 大方決まっていて 3種くらいが定番です

一般的には 棒状に育つ柱サボテンを 斬ります

そして次に 実生で発見したものなど 優良遺伝子を持つ サボテンを

ぶった斬ります

そして 切り口を合わせ くっつけます







植物は ここが不思議で これだけで くっついちゃうんです

しかも くっつくと 成長が著しく 早くなり 通常よりもかなり早い年月で

花が付き 種が採れます

種を蒔くと また実生で新しい遺伝子を持つ赤ん坊が生まれます

たくさんの種を蒔くと 同じ個体から採れた種でも

いろんな特徴を持った赤ん坊が生まれます

その中で 特に際立ったものを 次の接木に使うわけです

そして その際立ったものを接木により早く成長させ

種を採り また種を蒔きます

特徴が際立ったものの種ですから そのほとんどが親を引き継ぎ 

際立った赤ん坊が生まれますが その中でも すばらしく特徴が際立ったものを

次の接木に使い 

これを繰り返すと ミラクルな特徴をもったスーパー遺伝子が

生まれるのです





サボテン園芸界は このようにして たくさんの新しい品種を 生み出してきました

画像のものは 般若というサボテンですが 

子供を数珠状に 次々生み出す遺伝子を持った珍しいものです









この3種の栽培方法を組み合わせて より早く園芸の新品種を作り出すのです

根気のいる作業ですが がんばっている農家さんは

日夜研究しています

頭が下がります

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